【8月28日 AFP】陸上、ダイヤモンドリーグ・ファイナルのチューリヒ大会は27日、同市中心部で「シティイベント」の種目が行われ、男子棒高跳びではアルマンド・デュプランティス(スウェーデン)が優勝を飾った。

チューリヒ歌劇場の前にあるセクセロイテン広場では、この日フィールド競技6種目が行われた。

8月初めに6メートル29を跳んで、通算13回目となる世界記録を更新したデュプランティスは、6メートルの高さを一発でクリア。3回目で成功させたエマヌイル・カラリス(ギリシャ)を試技数差で抑え、9月13日に開幕する世界陸上東京大会を前に勝利を収めた。

女子走り高跳びでは、ニコラ・オリスラガーズ(オーストラリア)が五輪女王で世界記録保持者のヤロスラワ・マフチク(ウクライナ)に勝利した。

世界室内陸上で連覇しているオリスラガーズが2メートル02を成功すると、2度の失敗後にマフチクはこの高さをスキップ。オリスラガーズがさらに2メートル04をクリアする中、マフチクは2メートル06にバーを上げて賭けに出たが、挑戦は失敗に終わった。

男子走り幅跳びでは、十種競技の選手でもあるジモン・エハマー(スイス)が8メートル32を記録して優勝を果たし、地元は歓喜に沸いた。

男子砲丸投げは、2度の世界王者に輝いたジョー・コバクス(米国)が22メートル46で優勝。コバクスは米国内の選考会で敗退となり、世界陸上には出場しない。(c)AFP