韓国大統領、北朝鮮の核兵器増強に懸念 米国訪問中に発言
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【8月26日 AFP】韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領は25日、北朝鮮が近いうちに年間10〜20基の核兵器を製造できる能力を持つ可能性があると述べた。
ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)によると、北朝鮮は推定50基の弾頭を組み立てており、さらに最大で40基の弾頭を製造するための核物質を保有している。
米国を訪問中の李氏は、戦略国際問題研究所(CSIS)で「米国に到達可能なICBM(大陸間弾道ミサイル)はほぼ完成しており、年間約10〜20基の核爆弾を製造する能力を引き続き構築している」と述べた。
李氏は尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領の強硬政策や北朝鮮との外交努力の不足に言及し、「北朝鮮を抑止し、制裁を適用する努力をしてきたが、その結果、北朝鮮は核プログラムを継続して開発している」と指摘した。
また、「厳しい現実は、過去3〜4年で北朝鮮が保有する核兵器の数が増加していることだ」とも述べた。
李氏は、ドナルド・トランプ米大統領との会談後にCSISを訪問した。(c)AFP