イスラエルの人権団体、ヨルダン川西岸での戦争犯罪で少将の調査要請
発信地:エルサレム/中東・アフリカ
[
中東・北アフリカ
]
このニュースをシェア
【8月26日 AFP】イスラエルの主要人権団体は25日、イスラエルが占領するパレスチナ自治区ヨルダン川西岸における戦争犯罪の疑いで、軍の上級司令官に対する軍事調査を要請したと発表した。
この要請は、ヨルダン川西岸のイスラエル軍司令官アビ・ブルース少将が、パレスチナの村々に対する夜間外出禁止令と包囲を呼びかける動画に登場した数日後に行われた。
AFPはこの要請についてイスラエル軍に問い合わせたが、即座のコメントは得られなかった。
イスラエル市民権協会(ACRI)は軍法務総監に宛てた書簡で、パレスチナ人に対する集団的懲罰に相当する発言と行動を理由に、ブルース少将に対する調査を求めた。
「ブルース少将に対する戦争犯罪の疑いでの調査開始を命じるよう要請する」と、ACRIは24日付の書簡に書いている。
ブルース少将は22日にイスラエル・メディアで広く報じられた動画で「イスラエルへの攻撃には、すべての村とすべての敵が重い代償を払うことになる」と発言している。
イスラエル軍は22日の声明で、アル・ムガイール村の男性を「近隣で発生したテロ攻撃の首謀者」として逮捕したと発表していた。(c)AFP