トルコ大統領夫人、メラニア夫人に「ガザの子どもにも希望を」
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【8月24日 AFP】トルコのエミネ・エルドアン大統領夫人は23日、米国のメラニア・トランプ大統領夫人に書簡を送り、ウクライナの子どもたちに示したのと同じ関心をパレスチナ自治区ガザ地区の子どもたちにも向けるよう求めた。
エミネ夫人はメラニア夫人に対し、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相に宛ててガザの子どもたちへの慈悲を訴える書簡を送るよう要請した。
今月初めにアラスカで開かれた米ロ首脳会談の場で、メラニア夫人はロシアのウラジーミル・プーチン大統領に宛てた書簡をドナルド・トランプ大統領を通じて手渡し、子どもたちのためにウクライナでの平和実現を訴えていた。
エミネ夫人は今回の書簡で「戦争で命を落とした648人のウクライナの子どもたちに対して示された重要な配慮が、ガザにも及ぶことを信じています。ガザではこの2年間で、1万8000人の子どもを含む6万2000人の無実の市民が残虐に殺されています」と記した。
さらに「母として、女性として、そして人間として、あなたの書簡に込められた感情を深く共有します。そして、平和と安らぎを切望するガザの子どもたちにも同じ希望を与えていただけることを願っています」と続けた。
レジェプ・タイップ・エルドアン大統領は、4年目に入ったロシアとウクライナの戦争で仲介役を果たそうとしている。最近ではイスラエルが飢餓を武器として利用していると非難し、ガザから届く映像は「ナチスの収容所」よりもひどいと語っていた。
国連は22日、ガザで飢饉が発生していると正式に宣言したが、ネタニヤフ氏はこれを「明白なうそ」と退けた。(c)AFP