【8月23日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領は22日、2026年サッカーW杯北中米大会の組み合わせ抽選会が、12月5日に米首都ワシントンで行われると発表した。

48か国が参加する大会の抽選は、トランプ氏が理事長を務めるジョン・F・ケネディ・センターで開催される。

国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ会長が傍らに立つ中、大統領執務室での発表に際し、トランプ氏は「これはスポーツ界で最大、おそらく最大のイベント」と述べた。トランプ氏は自身の在任中に米国、カナダ、メキシコ共催のW杯が開催されることを大いに強調している。

インファンティーノ会長はこの発表に際してW杯の優勝トロフィーを持参し、トランプ氏にも触らせた。インファンティーノ会長は「FIFA会長、各国の首脳、そして優勝者だけが触れることができる。なぜなら、それは勝者のためのものだからだ。そしてあなたも勝者だから、もちろん触れることができる」と述べた。

大統領2期目を勝ち取ったトランプ氏は「これは取っておいてもいいのか?」と、両手でトロフィーを手にしながら述べ、「美しい金の作品」だと述べた。冗談を言っているようだったトランプ氏だが、先月米国で行われたクラブW杯のトロフィーは、チェルシー(イングランド)の優勝後も1か月以上大統領執務室に置かれたままとなっている。

インファンティーノ会長はその後、来年7月19日にニューヨーク郊外ニュージャージー州イースト・ラザフォードにあるメットライフ・スタジアムで開催されるW杯決勝戦の「1列1番」の巨大チケットをトランプ氏に贈呈した。

一方でトランプ氏は、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領がW杯に出席する可能性を示唆した。先週アラスカ州で行われた首脳会談後にプーチン氏から送られたという写真を手にしながらトランプ氏は、プーチン氏が「どうしても行きたい」と考えているものの、ウクライナの和平努力の結果次第で「来るかもしれないし、来ないかもしれない」と続けた。(c)AFP