「統一教会ロビー疑惑」シャーマン拘束、ソウルの裁判所が認める…「証拠隠滅の恐れ」
発信地:韓国
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韓国・北朝鮮
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【08月22日 KOREA WAVE】
21日、ソウルの特別検察官チームの事務所に出頭するチョン・ソンベ氏(c)news1
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韓国のユン・ソンニョル(尹錫悦)前大統領の妻キム・ゴニ(金建希)氏との親交を利用して各種ロビー活動をしていた疑いがもたれているシャーマン「乾真法師」として知られるチョン・ソンベ(全成培)氏に対し、ソウル中央地裁は8月21日午後、「証拠を隠滅するおそれがある」として拘束を認めた。
同日午前、特定犯罪加重処罰法上の斡旋収賄および政治資金法違反の容疑について令状実質審査(拘束前被疑者審問)が進められたが、チョン・ソンベ氏が出廷を拒否したため、審査はわずか8分で終了した。チョン・ソンベ氏は20日、代理人を通じて「拘束を受け入れる」との意思を特別検察チームに伝えていた。
チョン・ソンベ氏は2022年4~6月、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)のユン・ヨンホ前世界本部長から教団関連の懸案ロビーの名目で、2000万ウォン台のシャネルバッグ2個、6000万ウォン相当のグラフ社製ダイヤモンドネックレス、さらに高麗人参茶などを受け取り、キム・ゴニ氏に渡した疑いがもたれている。
ロビーの内容は、カンボジア・メコン河開発を含む政府開発援助(ODA)支援、放送局YTNの買収、大統領就任式への招待、国連第5事務局の韓国誘致、教育相の教団行事出席など、多岐にわたるとされる。
チョン・ソンベ氏はソウル市江南区で法堂を運営する元呪術師で、2022年の大統領選挙当時にはユン・ソンニョル陣営のネットワーク本部常任顧問を務めていた。以前はキム・ゴニ氏が代表を務めていた「コバナコンテンツ」の顧問をしていた経歴もある。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News