【8月21日 AFP】ニュージーランドの諜報(ちょうほう)機関が中国による内政干渉を非難したのを受け、中国は21日、同機関が「誹謗(ひぼう)中傷」を蒸し返していると反発した。

在ニュージーランド中国大使館の報道官は、ニュージーランドの主張は疑念をあおり、両国関係を「害する」ことを目的としていると述べた。

「ニュージーランドの非難は、他国ででっち上げられた誹謗中傷を蒸し返し、ニュージーランドの聴衆向けに焼き直したもので、とても聞き覚えのあるものだ」「中国はこれまでも、そして今後も、ニュージーランドを友人でありパートナーだとみなすつもりだ。しかし、二国間関係の健全で安定した発展は、双方の共同の努力にかかっている」と続けた。

ニュージーランドの諜報機関「ニュージーランド保安情報局(NZSIS)」は年次リスク評価の中で、同国への内政干渉を最も積極的に行っている国は中国だと指摘。ニュージーランド企業に対し、中国の個人および組織は国家安全法に基づき、中国の治安機関の要請に従わなければならない点を警告した。(c)AFP