【8月18日 AFP】(更新)ウクライナ当局は18日、北東部ハルキウで夜間にロシアによる無人機攻撃があり、子どもを含む5人が死亡し、十数人が負傷したと発表した。先の発表では、死者は3人とされていた。

ハルキウの地域警察はテレグラムに「現時点で、小さな子供を含む5人の死亡が確認されている。子どもを含む18人が負傷している」と書き込んだ。

警察によると、未明の攻撃で被害を受けた5階建てのアパートのがれきの下に、人が閉じ込められている可能性があるという。

ロシア国境に近いハルキウはこの数時間間にも弾道ミサイルによる攻撃を受けており、イーホル・テレホフ市長は少なくとも11人が負傷したと述べている。

18日早朝には、ロシア国境近くのスームィも攻撃を受け、2人が負傷した。

ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領と同盟国の欧州首脳が、戦争終結を目指す会談に向けて米首都ワシントンに向かう中で、この新たな空襲が起きた。

ゼレンスキー氏は、現在ロシアに占領されている領土を譲渡するよう圧力を受けることに繰り返し反発。その領土はウクライナの約20パーセントを占めている。

ロシアは最近、主にウクライナ東部でさらなる領土を獲得し、ウクライナがドンバス地方を放棄する代わりに、ザポリージャ州とヘルソン州の前線を凍結する提案している。両州の主要拠点は依然としてウクライナの支配下にある。

一方でドナルド・トランプ米大統領は、ゼレンスキー氏の米国到着前、ロシアが占領しているクリミアの奪還やNATO加盟はウクライナの選択肢にないと述べている。(c)AFP