武装集団がライドシェア運転手を射殺、タクシー業界との戦争か 南ア
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【8月14日 AFP】南アフリカのヨハネスブルクで13日、武装集団がライドシェアドライバーを射殺した。警察が明らかにした。
南アでは、ミニバスタクシー運転手がウーバーやボルトなどの配車アプリに事業を圧迫されていると主張し、ライドシェアドライバーを襲撃する事件が相次いでいる。
警察によると、ソウェト地区のショッピングモール前で、武装した4人の男がライドシェアドライバーを射殺し、車両に火を付けた。
近くにいた2台目の車両も発砲されたが、放火される前に逃走した。
炎上するライドシェア車両の映像がソーシャルメディアで拡散した。
この銃撃で通行人1人を含む少なくとも2人が負傷した。
警察は「殺人1件、殺人未遂2件、放火1件の容疑で捜査を開始した」と述べ、タクシー業界とライドシェア業界の争いに関連している可能性があると付け加えた。
ミニバスタクシーは南アの人々の多くにとって主要な交通手段となっているが、悪名高く無秩序で、犯罪組織に支配されていることも多い。
ライバル関係にあるタクシー組合間の縄張り争いも頻繁に発生し死者も出ている。
ミニバスタクシー事業者の縄張りでは、ライドシェアドライバーが客を乗せようとするのを、暴力で阻止されることもよくある。(c)AFP