英外相、遊漁券なしでバンス米副大統領と釣り
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【8月14日 AFP】英外務省は13日、デービッド・ラミー外相がJ・D・バンス米副大統領と池でコイ釣りをしたが、遊漁券を所持していなかったとして環境庁に自ら報告したと明らかにした。
2人はケント州シェベニングにある別荘で釣りをしたが、コイなどの淡水魚を釣るのに必要な遊漁券を持っていなかった。
外務省報道官は、「シェベニング・ハウスで先週行われた外交行事の一環として、私有湖で釣りをしたが、遊漁券を取得していなかったという行政上の不備について、ラミー外相が環境庁に書簡を送った」と述べた。
英国で家族と共に休暇を過ごしているバンス氏は、「残念ながら、この特別な関係の唯一のひずみは、私の子どもたち全員が魚を釣ったのに、ラミー外相は一匹も釣れなかったことだ」と冗談を飛ばした。実際、ラミー氏は一匹も釣れなかった。
外務省によると、ラミー外相が必要性を「認識」した後に遊漁券を購入した。
同外相はまた、環境庁に書簡を送り、誤りを報告し、是正措置を示し、英国の漁業を守るための尽力に感謝の意を表したという。
バンス氏はシェベニングに滞在した後、イングランド南西部コッツウォルズ地方の田園地帯に移動して休暇を続けた。だが、現地では地元住民らが、バンス氏の訪問と厳重な警備体制に抗議するため、「非歓迎会」と題した抗議デモを実施した。(c)AFP