トランプ氏、ロシア・ウクライナ両首脳との3者会談を検討
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【8月14日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領は13日、今週予定されている米ロ首脳会談直後に、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領を交えた3者会談を求める意向を示した。
ウクライナ侵攻をめぐり、トランプ氏とロシアのウラジーミル・プーチン大統領は15日に米アラスカ州で会談する。
トランプ氏は記者団に対し、予定されているプーチン氏との会談が順調に進めば「すぐに2回目を行うだろう」と述べ、「プーチン大統領とゼレンスキー大統領に加え私との間で、彼らが私をそこに望むなら、2回目の会談をすぐに開催するだろう」と語った。
一方、トランプ氏は、プーチン氏が戦争を終わらせることに同意しなければ、ロシアは「非常に厳しい結果」に直面すると述べた。
ゼレンスキー氏は13日、ドイツを訪問し、フリードリヒ・メルツ首相と共にNATOおよびEU首脳とのオンライン会議に参加した。
米ロ首脳会談に関して、ゼレンスキー氏は「会議の中心的な議題が停戦であることを望んでいる。即時停戦だ」と述べ、「ロシアが停戦に同意しない場合、制裁は維持され、強化されなければならない」と語った。
フランスのエマニュエル・マクロン大統領は「ウクライナに関する領土問題は、ウクライナ大統領によってのみ交渉されるべきだ」と述べた。
オンライン会議にはトランプ氏も参加し、ゼレンスキー氏やEU首脳らと意見交換を行った。
トランプ氏は「非常に良い電話会談だった。ゼレンスキー大統領も電話に出ていた。極めて友好的だった」と記者団に語った。
欧州連合(EU)のウルズラ・フォンデアライエン欧州委員長はX(旧ツイッター)で「ヨーロッパと米国、NATOは、ウクライナのための共通の基盤を強化した」と述べた。(c)AFP