「歓迎されていない」バンス米副大統領の休暇先で抗議デモ 英
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【8月13日 AFP】英イングランド南西部コッツウォルズ地方のチャールベリーで12日、活動家や地元住民約60人が、J・D・バンス米副大統領が家族と休暇を過ごすために同地を訪問したことに抗議するデモを行った。
参加者らは「帰れ」「非歓迎会」「出ていけ」などと書かれたプラカードを掲げた。
バンス氏が滞在する集落へ続く普段は静かな道路には英警察と、米国の警備要員が配備され、一部の道路や歩道を封鎖した。
ストップ・トランプ連合のジェイク・アトキンソン氏はAFPに対し、「コッツウォルズの人々はきょう、J・D・バンス氏にここでは歓迎されていないことを伝えている」と語った。
デモの共同主催者でもあるアトキンソン氏は活動家や地元民の怒りについて、移民政策やパレスチナ自治区ガザ地区での紛争などを含むドナルド・トランプ米大統領の政策が原因だと説明した。
反トランプ連合は、トランプ氏が9月に英国を公式訪問する際にも抗議の声を上げる予定だという。
チャールベリー在住のルー・ジョンソンさん(75)は、2月に米首都ワシントンで行われた記者会見でバンス氏がウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領に冷淡な対応を取った点に触れながら、「彼(バンス氏)がホワイトハウスでゼレンスキー氏にしたのと同じ歓迎をしたかった」と述べた。(c)AFP