【8月17日 CGTN Japanese】中国国家宇宙局の月探査・宇宙プロジェクトセンターはこのほど、中国の科学者チームは月探査機「嫦娥6号」が月の裏側で採取した玄武岩サンプルの研究を通じて、着陸地点の深部にある月のマントルが「超還元状態」にあることを明らかにしました。これは、これらの月のマントルがより原始的な状態にあるか、あるいは巨大な天体衝突によって還元された可能性があることを示しています。

「超還元的な月マントル」とは、マントルが非常に還元された状態にあることであり、すなわち構成する元素が原子価の低い状態(原子がより多くの電子を伴う状態)に傾いて存在することを意味しています。この発見は月の内部構造に対する理解を深め、月の形成と進化の理解に新たな手がかりを提供しています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News