【8月7日 AFP】脱北を希望する北朝鮮の男性が先月末、海を泳いで韓国側に渡り、韓国軍に救助されていたことが分かった。男性は自らの体に発泡スチロールを縛り付けていたとされる。韓国当局が7日、明らかにした。

韓国の合同参謀本部によると、この脱北希望者は7月30日夜、朝鮮半島西側沖の事実上の海上境界線を泳いで越えた。

北朝鮮と韓国を隔てる海上の境界線は「北方限界線」として知られ、時折、北朝鮮の脱北者が韓国の江華島に泳いで渡るルートとして使われることがある。江華島はソウル北西に位置し、北朝鮮に最も近い韓国領の一つ。

地元メディアによると、この人物は発見時、発泡スチロールに体を縛り付けていたという。韓国海軍に対し「韓国に亡命したい」と手を振って助けを求めたと、軍関係者は当時の状況を説明した。

韓国政府によると、救助作戦には約10時間を要し、男性が無事救助されたのは7月31日午前4時ごろだったという。

救助された北朝鮮の男性は現在拘束されており、亡命の意思を示していると国防省は発表した。(c)AFP