米特使が来週ロシア訪問へ、トランプ氏確認 原潜配備にも言及
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【8月4日 AFP】米国のドナルド・トランプ大統領は3日、ウクライナ和平交渉を担当するスティーブ・ウィトコフ特使が来週、ロシアを訪問することを確認した。米国はロシアに対し、停戦合意に向けた期限を設定しており、合意に至らなければ新たな制裁を科す構えをみせている。
トランプ氏は記者団に対し、ウィトコフ特使が「来週の水曜日か木曜日に訪問すると思う」と述べた。
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領とウィトコフ氏は、トランプ氏による関係修復の試みが後退する以前に、モスクワで複数回会談している。
特使の訪問をめぐり、記者団からロシアへのメッセージや制裁回避の可能性について問われたトランプ氏は、「人々が殺されるのをやめさせるような合意を結ぶことだ」と答えた。
またトランプ氏は、元ロシア大統領ドミトリー・メドベージェフとのオンライン上の論争を受けて配備した原子力潜水艦2隻が、現在「その地域にいる」と明らかにした。
ただし、この「原子力」が「原子力推進」を意味するのか、「核兵器搭載」を指すのかについては明言せず、具体的な配備場所も米軍によって秘匿されているため明らかにしなかった。
潜水艦の展開は、トランプ氏が来週末までにロシアがウクライナでの紛争を終結させるための措置を講じなければ、制裁を科すと警告する中で行われた。(c)AFP
