【8月1日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するレッドブルのマックス・フェルスタッペンは31日、2026年シーズンもチームに残留すると述べ、長らく続いた今後についての臆測に終止符を打った。

週末の今季第14戦ハンガリーGPを前にフェルスタッペンは、「すべてのうわさを止める時が来た」とし、「これまで何も言わなかったのは、チームとどうやってパフォーマンスを向上させるかに集中していたからだ」と説明した。

「特に付け加えることはなかったが、そろそろすべてのうわさを止める時だと思う」「自分にとっては、どのみち残ることは明らかだった」

選手権4連覇中のフェルスタッペンの将来については、メルセデスAMGがフェルスタッペンのマネジメントと今後の計画について話し合っているとメルセデスのジョージ・ラッセルが明かしてから、臆測の対象となっていた。

フェルスタッペンの契約には、7月末までに総合3位以内入らなかった場合にチームを離れる機会を提供する、パフォーマンス条項が盛り込まれていることが明らかになっていたが、この条項は現在失効しており、技術規則が大幅に変更されて迎える最初のシーズンとなる来年も、チームにとどまることになった。

レッドブルとの契約は28年までとなっており、新規則の下でどのチームが最も適応し、進歩したかが明らかになった後、来年も契約について精査が行われることが予想される。

今季ここまでのフェルスタッペンは総合3位にとどまっており、首位に立つマクラーレンのオスカー・ピアストリに81ポイント差をつけられている。またレッドブルは、7月にクリスチャン・ホーナー代表を解任し、Bチームであるレーシングブルズからローラン・メキエス氏をその後任に据えるなど、混乱状態にある。

この日、来年以降のことについて尋ねられたフェルスタッペンは、「もし来年その質問をされたら、そうだね、確かに臆測は生まれるだろうから、それについては話さない。パフォーマンスに取り組むことに関心がある。そして、それが自分の契約について話さない理由だ」と応じた。

ピアストリとランド・ノリスのマクラーレン勢が今季を支配しているものの、シーズンの終わりまでにいくつかの成功を収める希望はまだ持っていると話したフェルスタッペンは、「来年の車が異なることは分かっているけれど、今年のエンジニアリング面での成果を来年に生かすことができる」「だから、『今年はチャンピオンシップを勝てないから、完全に諦める』とは言えないんだ」とし、「来年どういう状況になるのか、誰も本当のところは分からない」と続けた。(c)AFP