「ぶっ壊してやりたい気持ちだった」保護者の暴言に教員が病休…韓国・小学校で深刻トラブル
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【07月30日 KOREA WAVE】韓国京畿道・華城市(キョンギド・ファソンシ)の小学校で、保護者が担任教員に暴言や威嚇的言動を繰り返し、教員が精神的苦痛を訴えて出勤できなくなる事態が発生した。16日に放送されたJTBCの番組「事件班長」が報じた。
それによると、小学4年のクラスを受け持っている教師は今月3日、体調を崩した児童を早退させた。父親は迎えに行った際、子どもが1人で教室を出てきたことに憤慨。その後、何度も学校にやって来て教師を呼び出しては暴言を吐くようになった。
体調を崩して数日休んだ教師が復帰後、クラスのオンライン掲示板に「教員への暴言は控えてほしい」と投稿したところ、反発した父親が再び学校を訪れて面談を強要。「できる限りの情報提供をした」と説明する教師を「それが限界というなら基本的な能力がないということだ」と侮辱した。
「非常に強圧的で息が詰まる」と訴えて部屋を出ようとする教師に向かって、父親は「私も週末ずっと腹が立って眠れなかった。あなたが原因だ」と追及を続けた。
教師が「これ以上話すのがつらい」と言うと、父親は手帳とペンを投げつけ、「勝手に出ていこうとするな。ぶっ壊してやりたい気持ちを1時間我慢してきたんだ。俺も公務員だから人をどうやって干からびさせるか知っている」と脅した。
これを受けて教師は再び病休に入り、精神科で治療を受けている。教師は「学校は安全な空間だと思っていたが、もはやそうではないと感じた」と述べた。
父親は「怒りに任せて暴言を吐いたことは謝罪したい。同じ公務員として理解を求めるつもりだった」と釈明した。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News