【7月29日 AFP】ウクライナ当局は29日、ロシア軍による夜間攻撃で少なくとも20人が死亡、40人以上が負傷したと発表した。

南部ザポリージャ州のイワン・フェドロフ軍政長官によると、同州はロシアに8回の攻撃を受け、刑務所も標的にされた。

フェドロフ氏はテレグラムで「16人が死亡、35人が負傷した」と述べ、刑務所が破壊され、近隣の住宅にも被害があったと付け加えた。

ドニプロペトロウシク州もロシアによる攻撃を受け、死傷者が出た。

同州のセルヒー・リサク軍政長官はテレグラムで、カーミヤンシケ市がミサイル攻撃を受け、2人が死亡、5人が負傷、病院が損壊したと述べた。

同州のスネリニキフスキー地区も攻撃を受け、1人が死亡、数人が負傷したという。

ベリコミハイリウスカも28日夜に攻撃を受け、「75歳の女性が死亡、68歳の男性が負傷、民家が損壊した」。

一方、ロシア南部ロストフ州では、ウクライナの無人機攻撃により1人が死亡した。同州のユーリ・スリュサル知事代行が29日に発表した。

スリュサル氏はテレグラムへの投稿で、「オストロフスキー通りで車が損傷した。残念ながら、乗っていた運転手が亡くなった」と述べた。

ウクライナは、2022年のロシアによる全面侵攻開始以来、概ね被害を免れてきた地域に対するロシアの新たな攻勢を撃退しようと努めている。

ロシア軍は先週末、ドニプロペトロウシク州のマリイェフカ集落を「解放した」と発表した。(c)AFP