【7月28日 AFP】イスラエルは28日、「戦術的休止」が発表された初日に、パレスチナ自治区ガザ地区に国連と援助機関が運び込んだ食料支援がトラック120台分以上に上ったと発表した。

イスラエルは27日、ガザの一部で軍事作戦の一時停止を宣言し、支援活動のための安全なルートを確保すると発表。人道支援団体に対し、食料配布の強化を呼びかけていた。

パレスチナの民間サービスを監督するイスラエル国防省の「占領地政府活動調整官組織(COGAT)」は、X(旧ツイッター)で「昨日、トラック120台分以上の物資が国連と国際機関により収集・配布された」と述べた。

さらに「追加でトラック180台がガザに入り、現在収集と配布を待っている。これとは別に、国連による引き取りを待つトラックが数百台、列を成している」とも説明した。

このほか、イスラエル、ヨルダン、アラブ首長国連邦は、少量の援助物資を空中投下によって提供した。

ガザには200万人を超えるパレスチナ人が暮らしており、イスラエルとハマスの武力衝突が始まる前も、商業取引と人道支援を合わせて1日あたりおよそ500台のトラックが必要とされていた。(c)AFP