ガーナで初のエムポックス死亡例 国内の感染者急増
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【7月28日 AFP】ガーナ保健当局は27日、国内初のエムポックス(サル痘)による死者が確認されたと発表した。同国内では新規感染者が急増している。
ガーナでは過去1週間で23件の新たな感染が確認されており、発生以来最も高い週次増加を示している。
2022年6月にエムポックスのウイルスが同国で初めて検出されて以来、感染者の総数は257人に達した。
クワベナ・ミンタ・アカンドー保健相はAFPに対し、「状況は制御下にある」とし、「この発生を抑える鍵は早期発見と責任ある行動だ」と述べた。
サル痘に感染すると、発熱や体の痛みなどの症状が出て、特徴的な皮膚病変を引き起こし、死に至ることもある。
ガーナ政府の公衆衛生担当機関は、今週、世界保健機関(WHO)からワクチンを受け取ることになっている。同機関はAFPの取材に「リスクのある集団はすでに特定されており、ワクチンが到着次第、接種を開始する準備ができている」と述べた。
西アフリカでは数千件の症例が確認されており、シエラレオネでは今年1月から5月下旬にかけて3350件の症例が記録され、16人が死亡している。WHOによると、コンゴ民主共和国、ウガンダ、ブルンジでも、今年、さらに数千件の症例が検出されている。(c)AFP