少林寺住職に横領や不適切関係の疑い、中国当局捜査
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【7月28日 AFP】中国武術・少林拳で知られる中国河南省の「少林寺」は27日、同寺の責任者が横領などの不正行為に関与した疑いがあるとして、当局が調査を進めていると明らかにした。
「CEO僧侶」として知られる住職の釈永信氏(59)は、国外で数十の企業を設立しており、「プロジェクト資金や寺院の資産を横領した疑いがある」と少林寺は同日、SNSの微信(WeChat)に声明を投稿した。
釈氏について声明は「複数の女性との不適切な関係」を含む、「仏教の戒律に違反した」としている。
寺院によると、「複数の部門」が共同で調査を行っているという。
中国政府は宗教指導者の任命に権限を持ち、「不適切な」行為はしばしば解任の理由となることがある。
寺院のスキャンダルに関連するハッシュタグは、28日朝までにソーシャルメディアプラットフォームWeibo(微博)で5億6000万回以上閲覧されていた。
釈氏の個人アカウントに最後に投稿されたメッセージは「自ら心が清らかであれば、浄土はここにある」とあった。
釈氏は2015年にも同様の告発に直面している。1999年に住職となり、その後、少林寺の研究と文化知識を各国に広めた。また、寺院が数十の企業を設立するのを後押ししたが、仏教の商業化をめぐって批判の声も上がった。
釈氏は2002年に中国仏教協会の副会長に初めて選出。国の最高立法機関である全国人民代表大会の代表も務めている。(c)AFP