【7月20日 AFP】ボクシング、WBC世界ウエルター級タイトルマッチが19日、米ラスベガスのMGMグランド・ガーデン・アリーナで行われ、元8階級制覇王者マニー・パッキャオ(フィリピン)が王者マリオ・バリオス(米国)と引き分け、王座奪取はならなかった。

46歳のパッキャオは、いくつかのラウンドを優勢に進め、30歳のバリオスを攻め立てた。しかしバリオスは終盤3ラウンドで反撃し、約4年ぶりにリング復帰したパッキャオを追い込んだ。

判定は、ジャッジ1人が115―113でバリオスを支持、残る2人は114-114のドロー。この結果、バリオスの王座防衛が決まった。

「自分が勝ったと思った」とパッキャオは語り、「接戦だった。相手は非常にタフだった。素晴らしい試合だった」と振り返った。

一方、バリオスは「彼のスタミナはすごい。まだパンチ力があり、非常に強い。タイミングやリズム、すべてが揃っている。彼は依然として非常に戦いにくいファイターだった」と、ベテランをたたえた。(c)AFP