エムバペ、不正な支払い疑いで検察が捜査開始 警備担当の警察官に金銭
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【7月18日 AFP】フランス検察当局は17日、サッカー同国代表FWキリアン・エムバペが、代表チームの警護を担当する警察官5人に不正な金銭を支払った疑いで捜査を開始したと、AFPに明らかにした。
この捜査は、仏財務省のマネーロンダリング対策部隊から、警察官5人が利益を得た「異常な金融取引」があったとの通報を受けて開始された。
検察は「金融取引に関する捜査はその性質上非常に複雑であり、犯罪行為が行われたかどうかを確認するための捜査が進んでいる」と述べた。
16日付の風刺週刊紙カナール・アンシェネは、代表チームの主将を務めるエムバペの資金が、「プライベートサービスのために裏で支払われた」と報じ、その金額は18万300ユーロ(約3100万円)に上るとした。
スペイン1部リーグのレアル・マドリードに所属するエムバペの関係者は「すべての手続きは規則に従って行われた」との声明を発表し、同選手は代表でプレーする際のボーナスを「常に全額寄付することを選んできた」と付け加えた。
「2022年のW杯の後に行った事で、完全に透明性がある」と声明は続け、寄付金は慈善団体やチームに同行した警備員に渡されたと述べた。(c)AFP