【7月18日 AFP】ウクライナ警察は17日、北部の訓練所で訓練を受けていた新兵が教官2人を射殺したと明らかにした。

16日に発生したこの事件は、ロシアが全面侵攻を開始してから3年以上が経過する中で兵員の確保に苦戦しているウクライナにおける、動員をめぐる分断を浮き彫りにした。

北部チェルニヒウ州の警察は声明で、「きのう、訓練所での射撃訓練中に訓練兵が自動小銃を教官らに向けて発砲したとの通報を受けた。負傷が原因で兵士2人が死亡した」と述べた。

訓練兵は拘束されており、15年以下の拘禁刑を科される可能性がある。

西側の情報機関や独立アナリストの推定では、ロシアとウクライナはいずれも3年以上にわたる過酷な戦闘により数万人規模の甚大な被害を被っている。

ウクライナで動員は不人気で、徴兵の対象となる年齢の男性は出国を禁止されており、徴兵されて前線に送られる可能性がある。(c)AFP