女子マラソン世界記録保持者チェプンゲティッチ ドーピングで暫定資格停止処分
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【7月18日 AFP】陸上競技の不正防止機関「アスレチックス・インテグリティ・ユニット(AIU)」は17日、女子マラソンの世界記録保持者ルース・チェプンゲティッチ(ケニア)が、ドーピングの疑いで暫定的な資格停止処分を受けたと発表した。
チェプンゲティッチは昨年10月のシカゴ・マラソンで2時間9分56秒の世界記録を樹立したが、今年3月14日に禁止薬物の利尿剤ヒドロクロロチアジドの陽性反応が検出された。ヒドロクロロチアジドは、体液貯留や高血圧の治療に使用される。
AIUのブレット・クロージア代表は、「利尿剤とマスキング剤の陽性反応が出た場合、世界反ドーピング規則の下では暫定的な資格停止は義務付けられていない」と述べ、「チェプンゲティッチは通知時点でAIUによって暫定的に資格停止にはされなかった。しかし4月19日に彼女は、AIUの調査が進行中の間、自発的に暫定的な資格停止を選択した」と明かした。
「その間の数か月間AIUは調査を続け、本日、告発通知を発行して独自の暫定資格停止を科した」
4月にロンドン・マラソンを欠場した際、チェプンゲティッチは「精神的にも肉体的にも、レースでベストを尽くせる状態ではない」と述べていた。(c)AFP