【7月15日 AFP】「世界最高齢の長距離ランナー」として知られた英国人のファウジャ・シンさんが14日、インド北部で交通事故により死亡した。114歳だった。伝記作家が15日、明らかにした。

「ターバンを巻いたトルネード(Turbaned Tornado)」の愛称で知られたシンさんは、インド生まれの英国籍。パンジャブ州ジャランダル県のビアス村で14日、道路を横断中に車両にはねられ死亡した。はねた車両の詳細は明らかになっていない。

「私の“ターバンを巻いたトルネード”はもういない」と、伝記作家のクシュワント・シンさんはX(旧ツイッター)に投稿し、「彼は道路を横断中に何者かの車両にはねられた。安らかに眠ってください、親愛なるファウジャ」と追悼した。

シンさんには出生証明書がなかったが、家族によれば1911年4月1日生まれだったという。

100歳までフルマラソン(42キロ)を続け、最後のレースは2013年の香港マラソン。101歳で出場した10キロの部を1時間32分28秒で完走した。

年齢を証明する書類がなかったためギネス世界記録には認定されなかったが、世界最高齢のマラソンランナーとして広く認識されていた。英植民地時代の1911年当時は、出生証明書の制度が整っていなかったとされる。

シンさんは、2004年アテネ五輪と2012年ロンドン五輪で聖火ランナーを務めたほか、デビッド・ベッカムさんやモハメド・アリさんとともに広告にも出演した。(c)AFP