トランプ氏、プーチン氏に「失望」 ウクライナにパトリオット供与へ
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【7月14日 AFP】米国のドナルド・トランプ大統領は13日、ロシアによる侵攻が続くウクライナに地対空ミサイル防空システム「パトリオット」を追加供与すると表明した。ロシアのウラジーミル・プーチン大統領との関係が悪化する中での発言となった。
トランプ氏は記者団に対し、「彼ら(ウクライナ)が切実に必要としているパトリオットを送る」と述べ、「まだ数については合意していないが、彼らには防護が必要なので、いくつかは提供するつもりだ」と語った。
供与の数には具体的に言及しなかったが、ウクライナへの武器供与を一時停止すると発表してから2週間後の発言となった。
トランプ氏は、ウクライナに供与されるさまざまな兵器について、新たな取引の一環として、NATOが一部の費用を米国に支払うことになると説明した。
「われわれは非常に高度な軍事装備をいくつか送るつもりだが、その一部については(NATO側が)100パーセント支払うことになる」と述べた。
また、トランプ氏はプーチン氏に「失望している」と改めて語った。
1月にホワイトハウスに復帰した際、トランプ氏はロシアの指導者と協力して戦争を終結させることができると主張していたが、ロシアによるミサイル攻撃が続き、停戦の兆しが見られない中で、いら立ちを募らせている。
「プーチンは本当に多くの人を驚かせた。彼はいいことを言っておいて、夜になるとみんなを爆撃する」と不満をあらわにした。(c)AFP
