【7月12日 AFP】米国のマルコ・ルビオ国務長官と中国の王毅外相は11日、マレーシアで「前向きな」会談を行ったと発表し、米中首脳会議の実現に楽観的な姿勢を見せた。

ルビオ氏と王氏の対面会談は、ドナルド・トランプ米大統領再任後では初めてで、両国政府が貿易から台湾に至るまでさまざまな点で争い、ともにアジアでの影響力拡大を争う中で行われた。

東南アジア諸国連合(ASEAN)外相会合および関連会合に出席するためにマレーシアの首都クアラルンプールを訪問しているルビオ氏は、1時間にわたった会談後に「非常に建設的で前向きな会議だったと思う」としつつ、「交渉ではなかった」と強調。

「いくつかの分野で協力できると感じた」と述べた。

また、トランプ大統領と中国の習近平国家主席との会談については「双方とも強い意欲がある」としたものの、日程はまだ決まっていないと話した。

中国政府は声明で「双方は会談が前向きで実務的かつ建設的であることに同意した」と述べた。また同外務省は「外交ルートを通じてコミュニケーションと対話を強化し、違いを管理しながら協力分野を拡大することを探る」ことで合意したと述べている。(c)AFP