中国新疆トルファンで砂療法が人気、半月で5キロ痩せた観光客も
このニュースをシェア
【7月12日 CGTN Japanese】最近、中国北西部の新疆ウイグル自治区トルファン市で砂療法(サンドセラピー)を受けた体験を共有する観光客がSNS上で相次いでいます。「3日間の砂療法で仙腸関節の痛みが緩和された」という声や、「食事療法より祛湿(きょしつ:体内の湿気排出)効果が高い」との評価も見られます。
同市ウイグル医学病院砂療法センターによると、砂療法は1970年代に始まり、7月のピーク時には、1日当たり4500人もの利用者が訪れます。この療法では、患者の腰から下の部位や腕、腹部などを砂場に埋めて理学療法を施します。スタッフによると、砂に埋める部位は治療目的によって調整されます。現在の利用者の多くは、首・肩・腰の痛み、関節リウマチなどの治療目的で訪れるということです。費用は1日46元(約920円)で、医療保険も適用され、医師が現場を巡回して安全を確保しています。
トルファン市では最近、気温が60度にも達し、砂療法を求める人々が絶えません。SNSには「砂療法で半月に5kg減量」「肌と腸の調子が改善した」といった成果報告が多数寄せられています。
トルファンの砂療法は、現地ならではの太陽光資源を活用し、患部を砂に埋めることで太陽熱・圧力・磁力の複合作用を発生させ、関節リウマチや頸椎症の痛みを緩和します。治療のベストシーズンは6~9月です。(c)CGTN Japanese/AFPBB News