「悪魔の外科医」担当の弁護士、自殺か 仏
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【7月10日 AFP】フランスの検察は9日、子どもを中心とした約300人の患者に対する性的虐待で有罪判決を受けた元外科医ジョエル・ル・スクアルネック受刑者(74)の担当弁護士が死亡したと発表した。自殺とみられるという。
弁護士のマキシム・テシエ氏(34)は、1989年から2014年にかけて298人の患者に対し性的暴行またはレイプを行ったと認めたスクアルネック受刑者の弁護を担当していた。
フランスの裁判所は今年5月、スクアルネック受刑者に禁錮20年を言い渡した。
裁判では、検察官が被告を「白衣をまとった悪魔」と呼ぶ場面もあった。
テシエ氏の死について、仏西部レンヌのフレデリック・タイエ検察官は「すべてが自殺を示唆している」と述べ、捜査を開始したことを明らかにした。
テシエ氏の同僚であるカトリーヌ・グロン氏は、「彼は正義を非常に重んじる人物で、それゆえ自分自身にも非常に厳しかった」と語った。(c)AFP