中国、米の農地購入制限を「差別的」と非難
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【7月9日 AFP】中国政府は9日、米国政府が自国民やその他の「外国の敵対勢力」による米農地の購入を制限すると発表したことについて、「差別的」であり、国際貿易規則に違反していると非難した。
中国外務省の毛寧報道官は、こうした措置について「市場経済の原則や国際的な経済・貿易ルールに反する典型的な差別行為であり、最終的には米国自身の利益を損なうものだ」と批判。
その上で「米国に対し、経済、貿易、投資の問題を政治問題化するのを直ちにやめるよう強く求める」と述べた。
米国のブルック・ロリンズ農務長官は8日、「国家農業安全保障行動計画」を発表。「中国共産党による米農地の取得」に言及し、国家安全保障上の懸念があると主張した。
ロリンズ長官はまた、トランプ政権が「すでに中国などの外国の敵対勢力に取得された農地を取り戻す」計画もあると明らかにした。(c)AFP