【7月8日 AFP】ギリシャ文化省は9日、猛暑の影響により、同国を代表する古代遺跡アクロポリスを一時的に閉鎖すると発表した。観光客と作業員の安全を守るための措置としている。

文化省は、現地時間午後1時~5時の時間帯は気温の上昇を理由に閉鎖すると説明した。

ギリシャが熱波に見舞われるのは6月下旬に続き今季2回目。9日は国内の各地で気温が42度に達する見込みで、首都アテネでも38度が予想されている。10日も同様の予報となっている。

アクロポリスは、首都アテネを見下ろす岩山の上に築かれた約2500年前の遺跡で、日陰が少ない構造となっている。連日、多くの観光客が訪れ、昨年の来場者数は約450万人。2023年と比べて15%以上増加したという。(c)AFP