【7月4日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領は3日、関税引き上げを回避するための交渉が最終段階に入る中、貿易相手国に対して関税率を通知する書簡を4日にも送る見通しだと述べた。

トランプ氏は「私の考えとしては、書簡を送り、彼らが支払う関税を伝える」「明日（4日）から送り始める予定だ」と記者団に語った。

トランプ政権は4月、ほぼ全ての貿易相手からの輸入品に一律10％の関税を課し、数日後には特定の国・地域に対する税率引き上げ計画を発表。その後引き上げを今月9日まで一時停止し、貿易交渉の時間を確保した。

各国は、高率関税を回避するための合意取り付けに奮闘している。

米当局者は、今後数日以内に多くの貿易協定が発表される可能性を示唆している。

しかしこれまでのところ、トランプ政権は英国とベトナムとの合意のみを発表しており、中国とは相互に課していた高関税を一時的に引き下げることで合意している。(c)AFP