中国、米越協定に「第三国の利益損なう」
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【7月3日 AFP】中国は4日、ドナルド・トランプ米大統領がベトナムとの貿易協定を発表したことを受け、「第三国の利益を損なう」ような合意に対して警告を発した。
中国外務省の毛寧報道官は「中国は常に、すべての関係者が平等な対話と協議を通じて経済・貿易上の相違を解決すべきだと主張している」と述べた。その上で、「関係する交渉や合意は、第三国を標的にしたり、その利益を損ねたりすべきではない」と強調した。
トランプ大統領は2日、自身のSNSでベトナムとの貿易協定に合意したと発表し、その中で、より厳しい貿易障壁を回避するためにベトナムを経由する製品、いわゆる「トランスシッピング」には倍の40%の関税を課すと述べた。これは中国を念頭に置いた迂回輸出対策とみられている。(c)AFP