【7月2日 AFP】テニス、ウィンブルドン選手権は1日、男子シングルス1回戦が行われ、第6シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)がアレクサンドル・ミュラー(フランス)を6-1、6-7 (7/9)、6-2、6-2で振りきり、歴史的な25回目のグランドスラム制覇に向けて好発進した。

ジョコビッチは第1セットを奪ったものの、ミュラーは第2セットのタイブレークを制した。しかし、本来の調子を取り戻したジョコビッチは、第3、4セットを連取し勝負を決めた。

試合後、ジョコビッチはプレー中に体調に異変があったことを明かした。

「胃の不調か何か分からないけど、それに苦しんだ」と語り、医者から与えられた薬により体調が戻ったという。

同大会で7度の優勝を飾っているジョコビッチは、男子最多8勝を誇るロジャー・フェデラーに挑む。また、四大大会のシングルスで男女を通じて歴代最多となる25度目の優勝もウィンブルドンで目指す。

「このコート、この大会の神聖さを認識しなければならない」とジョコビッチは語り、「これはいつも私や他の多くの選手にとって大きな意味を持っている。子供の頃の夢の大会だから、コート上の何事も当たり前とは思わない」と述べた。

女子シングルスでは、第2シードのココ・ガウフ(米国)がダイアナ・イエストレムスカ(ウクライナ)に7-6 (7/3)、6-1で敗れる番狂わせが起きた。(c)AFP