【6月29日 AFP】サッカークラブW杯に参戦するチェルシー(イングランド)のエンツォ・マレスカ監督は、28日に行われた決勝トーナメント1回戦のベンフィカ(ポルトガル)戦が悪天候により約2時間遅延したことに怒りを見せ、今後の大会は別の場所で開催されるべきだと示唆した。

チェルシーは嵐の警報による中断を含めて約4時間40分にわたった試合で、延長戦の末に4-1でベンフィカを下した。

開催地の米国で広く用いられている規則により、雷の可能性がある場合は屋外スポーツイベントを中断しなければならないため、今大会ではこの試合を含め6試合が中断されている。

試合後にマレスカ監督は、これまでに中断となった試合の数が再考を促すものになるべきだとし、「個人的に、これはサッカーではない。ここではすでに何試合も中断されている。冗談だと思う」と述べた。

「安全上の理由で試合を中断しなければならないのは理解できる。しかし、7試合も8試合も中断するなら、おそらくこの大会を行う場所としては適していないということだ」

マレスカ監督は、出場が32クラブに拡大し、2026年のW杯北中米大会の非公式なリハーサルとして米国で開催されているクラブW杯のファンであり続けることを強調し、「素晴らしい大会。クラブW杯、最高のクラブがここに集結している」と述べた。

「しかし、6試合も7試合も中断されるのは普通ではない。W杯では何試合中断されたか? おそらくゼロだ。欧州(選手権)では何試合か? ゼロだ。何か問題がある」(c)AFP