ハンガリー最大のプライドパレード開催 オルバン政権に反発
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【6月29日 AFP】ハンガリーの首都ブダペストで28日、プライドパレードが開催された。記録的な数の人が参加し、欧州連合(EU)の中でLGBTQの権利を後退させているビクトル・オルバン政権に反抗した。
主催者らは、今回30回目となるパレードに最大20万人が参加したと推定した。
ビクトル・オルバン首相率いる民族主義政権による警察の禁止にもかかわらず、パレードの参加者数はこれまでの最多記録(3万5000人)をはるかに上回った。
与党連合は今年、毎年恒例のプライドパレードを禁止するために法律と憲法を改正し、「子どもの保護」を理由にLGBTQの権利に対する長年の取り締まりを正当化した。
しかし、野党が運営するブダペスト市役所はパレードの共催を決定。パレードは計画通り実施された。
66歳の参加者はAFPに「私はゲイであることを誇りに思うし、政府が私たちを抑え込もうとしていることが非常に怖い」「こんなに多くの人がいることにとても驚き、泣きたくなる」と語った。(c)AFP