【6月26日 AFP】ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は25日、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領の裁判を強く求めた。

ゼレンスキー氏は、ロシアによるウクライナ侵攻開始後初めてフランスに本部を置く欧州評議会を訪問し、侵攻をめぐり高官を裁く特別法廷を設置する協定に署名した。

特別法廷は、ロシアが2022年2月に開始したウクライナへの全面侵攻における「侵略罪」を訴追し、理論上はプーチン氏を含む高官も裁くことができる。

ゼレンスキー氏は欧州評議会のアラン・ベルセ事務局長と共に協定に署名した後、「侵略すれば処罰されるということを明確に示さなければならない。そして欧州全体が協力して、これを実現しなければならない」「まだ道のりは長い。時間はかかるが、必ず正義を実現する」と主張。

「(特別法廷の設置は)侵略犯罪に対する正義を実現する真のチャンス」「プーチンを含むロシアの戦争犯罪人全員が裁きを受けるためには、強い政治的、法的勇気が必要だ」と付け加えた。(c)AFP