【6月26日 AFP】ドナルド・トランプ政権は25日、米国の爆撃前にイランが濃縮ウランを移動させた可能性があるとの報道に反論した。攻撃がイランの核開発計画にどの程度の後退をもたらしたかをめぐる論争が激化している。

軍事行動を命じ、その後すぐにイスラエルとイランの間の停戦を発表したことの功績を求めているトランプ氏は、イラン核施設の被害の程度に疑問を呈する機密報告書に関する報道に激しく反発している。

専門家が提起するもう一つの重要な疑問は、イランが攻撃に備えて約400キロの濃縮ウランを移動させたかどうかだ。そのウランは現在、イランのどこかに隠されている可能性がある。

ホワイトハウスのキャロライン・レビット報道官は米FOXニュースに、「米国は、その濃縮ウランが攻撃前に移動されたという兆候を全く持っていなかった。これは誤報だ」と述べた。(c)AFP