クマのきょうだい、囲いから脱走 おやつの蜂蜜平らげスヤスヤ 英
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【6月25日 AFP】英国の野生動物公園の囲いから4歳のクマのきょうだい2頭が脱走し、1週間分の蜂蜜を平らげ、その後、眠っているところが確認された。同施設が24日、発表した。
「ミッシュ」と「ルーシー」は23日午後、イングランド南西部の野生動物公園「ワイルドウッドデボン」にある囲いから脱走。
同園の説明によれば、2頭は、食料貯蔵庫に一直線に向かい、蜂蜜など、1週間分のおやつを一気に平らげた。
クマのきょうだいは「この間、人には一切、脅威を与えなかった」が、念のため、来場者は安全な建物に誘導された。
1時間に及ぶ騒動の間、クマたちは「地上でも監視カメラでも常時監視」され、職員によって囲いの中に戻された後、すぐに「ぐっすり眠ってしまった」と同園は説明している。
警察が現場に急行し、クマたちがどのように囲いから外に出たのかを明らかにするため、捜査が開始されたという。
庭園や森林が広がる同園には、ヒグマやオオカミ、ホッキョクギツネなど、さまざまな野生動物が生息している。
ミッシュとルーシーは、アルバニアの雪山で母グマに捨てられているところを保護され、2021年に同園に引き取られた。(c)AFP