【6月20日 AFP】エルサルバドルの当局は19日、児童虐待の疑いで捜査中の超正統派ユダヤ教セクトのメンバー2人をグアテマラとイスラエルに引き渡したと発表した。

未成年者に対する虐待で捜査対象となっているのは、首都グアテマラ市の南西に位置するサンタロサ県オラトリオにある農場で共同生活をしているユダヤ教の一派「レブ・タホール教団」。

当局は2024年12月にこの農場から未成年者160人を救出した。教団側は宗教迫害だとして政府を非難している。

同教団は1980年代に結成され、2013年に一部のメンバーがグアテマラに定住した。当局は、このコミュニティーがグアテマラ、米国、カナダ、その他の国からの約50家族で構成されていると推定している。(c)AFP