【6月16日 AFP】第93回ルマン24時間耐久レースは15日、仏ルマンのサルト・サーキットで決勝のゴールを迎え、元F1ドライバーのロベルト・クビサらが駆る「プライベーター」チーム、AFコルセのフェラーリ83号車が優勝し、フェラーリ勢が3連覇を達成した。

93回目の大会はスリリングな展開となり、上位4台が残り15分を切っても20秒強の差で接戦を繰り広げる中、クビサとフィリップ・ハンソン、葉一飛の黄色の83号車が、ポルシェ6号車に14秒084差で競り勝った。

83号車の3人はいずれもルマン初優勝。2011年にアンドラでのラリー事故でF1キャリアが事実上絶たれたクビサは、ポーランド人として初の優勝者に。葉も中国人初のルマン勝者となった。

優勝が期待されていたフェラーリのワークスチーム勢の51号車と50号車は、それぞれ3位と4位でフィニッシュし、1961年と1965年に達成した表彰台独占には届かなかった。(c)AFP