クラブW杯で初導入の「審判カメラ」 微妙な場面の映像は見せず
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【6月15日 AFP】14日に開幕したサッカークラブW杯では、審判が「ボディーカメラ」を装着し、その映像が中継で使用される。ただし、使われるのは明白な場面の映像に限られる。
クラブW杯では、審判が耳に小型カメラを装着し、審判の目から見た映像が見られるようになる。しかし、これまでにない角度から見たゴールやシュートストップの場面や、試合前のコイントスを近くから見た映像や音声がテレビに提供される一方で、ボディーカメラが捉えたPKといった微妙な判定の瞬間は見られない。
「目的はテレビ視聴者に新しい体験を提供することだ」と、FIFA審判委員会のピエルルイジ・コッリーナ会長は述べている。
しかし、この技術はサッカーの規則作成を行う国際サッカー評議会(IFAB)が試験導入を許可したもので、コッリーナ会長は、将来的には微妙な判定の映像も使用される可能性があると示唆している。
「一歩一歩進めよう。今はまだ試験中だ。新しいことをする必要がある段階で、シンプルな方が良い。だから運用に際していくつかのルールを定めた。将来的に(微妙な場面の)映像が提供されるかについては、使い方を学んでみて、そうなるかもしれないし、ならないかもしれない」
クラブW杯では、半自動オフサイド判定技術の強化版も採用される。AI(人工知能)とアルゴリズムと連動した16台のカメラを活用し、オフサイドの選手がボールに触れた場合、副審に音声メッセージが届く。
このシステムの導入で、オフサイドの旗がこれまでよりも早く上がるようになり、明確なオフサイドの後もプレーが続くケースが減ることが期待されている。
また、GKが8秒以上ボールを保持してはならないという新ルールもいち早く導入される。主審はGKに見えるように、指で最後の5秒をカウントダウンし、違反した場合は相手チームのCKからの再開となる。(c)AFP