「危険貨物」載せたコンテナ船火災、インド沿岸警備隊が消火活動
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【6月12日 AFP】インドの沿岸警備隊は、同国南部沖で「危険貨物」を輸送していたコンテナ船で9日に火災が発生したのを受け、「生態学的災害」を阻止するために消火活動に取り組んでいると発表した。
火災を起こしたのはシンガポール船籍のコンテナ船「ワン・ハイ503」(全長268メートル)。火災はケララ州ベイポール港の約140キロ沖合で発生し、乗組員22人のうち4人が行方不明となっている。
インド沿岸警備隊が火災発生直後に公開した写真には、強力な爆発によって投げ出されたとみられるコンテナが散らばっている様子が映っている。それ以後、火は船全体に広がっていた。
沿岸警備隊は11日夜、「船は2128トンの燃料と、危険貨物を含む数百個のコンテナを積んでおり、海洋環境や同地域の航路に深刻なリスクをもたらしている」と発表。
「完全に消火されていないため、同船を沿岸部から引き離す取り組みが行われ、生態学的災害が起きる可能性を防ぐ措置が取られている」と説明した。(c)AFP