【6月5日 AFP】米軍当局は4日、イラクとシリアでの米軍主導の国際部隊の作戦中にイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の指導者を拘束し、他の2人の工作員を殺害したと発表した。

米中央軍はXに、21~27日に実施された作戦について、ISの「再編成、計画策定、組織化、さらに地域の民間人や米国およびパートナーの部隊に対する攻撃実行能力を阻害し、低下させる」ことに貢献したと投稿。イラクで5件、シリアで1件の作戦を支援する中で、ISの工作員2人を殺害し、IS指導者を含む2人を拘束するとともに、複数の武器を接収したと報告した。

ISはシリア北東部で存在感を維持しており、特にクルド主導の部隊を標的にしている。イラクでは、主に農村部で攻撃をなお仕掛けている。イラクには約2500人の米部隊が駐留しているが、イラクは、自国の治安部隊でISに対抗可能との立場を示している。(c)AFP