地震の混乱に乗じて200人以上が脱獄 パキスタンの刑務所
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【6月4日 AFP】パキスタン南部カラチの刑務所で3日、複数の地震が発生した後、受刑者200人以上が脱走した。政府関係者が明らかにした。
シンド州のシャルジール・イナム・メモン情報相は、逃走した216人の受刑者のうち、87人前後が捕まり、残りは依然として逃走中だと述べた。
受刑者1人が死亡し、12人が負傷した。負傷者の中には警備員も含まれている。
メモン氏は「地震により、囚人たちの間でパニックが起きた」と述べた。
シンド州気象局長代理、アミール・ハイダー・ラガリ氏はAFPに対し、過去3日間でカラチで20回以上の地震が記録されたと述べた。
政府は薬物犯罪者や窃盗犯を中心とした脱獄囚に自首を呼び掛けている。(c)AFP