プーチン氏、ウクライナの奇襲への報復を警告 トランプ氏
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【6月5日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領は4日に行ったロシアのウラジーミル・プーチン大統領との電話会談について、プーチン氏がウクライナによるロシアの戦略爆撃機部隊への奇襲に対する報復を警告したと述べ、プーチン氏は「即時の和平」の準備ができていないと付け加えた。
ウクライナが1日、ロシアの空軍基地を無人機で攻撃し、核兵器を搭載可能な戦略爆撃機複数機を破壊したことは、トランプ氏の政権復帰後3度目となる米ロ首脳会談の焦点となった。
トランプ氏は自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」で1時間15分に及んだ電話会談について、「プーチン大統領は、最近の空軍基地への攻撃には対応しなければならないと、非常に強く述べた」「有意義な会話だったが、即時の和平につながる会話ではなかった」と述べた。
ロシア大統領府(クレムリン)は、この電話会談を「前向き」で「生産的」だったと評し、トランプ氏は無人機攻撃について、米国はウクライナから事前に知らされていなかったと述べたと付け加えた。
一方、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、プーチン氏の報復の脅しに対して「弱み」を見せないよう同盟国に強く求めた。
ゼレンスキー氏はオンラインへの投稿で、「彼(プーチン)は強さも圧力も感じず、弱さを見て取った時に、さらなる罪を犯す」と述べた。(c)AFP
