【5月28日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領は27日、同国がウクライナ紛争をめぐりロシアへの新たな制裁措置を検討する中、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領を「火遊びをしている」と批判した。

今回のプーチン氏批判は、停滞する停戦交渉へのトランプ氏のいら立ちを浮き彫りにした。同氏は25日にも、ロシアによるウクライナへの大規模無人機攻撃を受け、プーチン氏を「完全に狂っている」と非難していた。

2022年2月にウクライナへの全面侵攻を開始したロシアは、自国の民間人へのウクライナによる攻撃の激化に対応していると主張し、ウクライナ側が和平交渉を「妨害」しようとしていると非難している。

ここ数週間、紛争終結に向けた外交努力が活発化しているが、プーチン氏は和平交渉を停滞させていると非難されている。

トランプ氏は自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」に、「ウラジーミル・プーチン大統領が気付いていないのは、もし私がいなければ、ロシアには本当にひどいことがたくさん起きていたということだ。本当にひどいことだ。彼は火遊びをしている!」と投稿した。

トランプ氏は、「本当にひどいこと」に具体的に言及したり、具体的な脅しをかけたりはしなかった。

だが、米紙ウォールストリート・ジャーナルと米CNNは、トランプ氏が早ければ今週にも追加制裁を科すことを検討していると報じた。

トランプ氏は25日、記者団に対し、追加制裁を「もちろん」検討していると述べた。(c)AFP