【6月4日 AFP】ドイツの都市ケルン中心部で第2次世界大戦時の不発弾3発が見つかり、4日、約2万人が避難を強いられている。ケルンでの不発弾処理作戦としては、戦後最大規模。

不発弾は2日、ライン川東岸のドイツ地区の建設現場で見つかった。米国製で2個は1000キロ、1個は500キロだという。

道路は封鎖、鉄道は運休となり、ライン川にかかる三つの橋を含む約1万平方メートルのエリアで、市の職員が避難を誘導した。

病院1棟、高齢者施設2棟、学校9校、テレビスタジオ、そして数十のホテルが影響を受け、市中心部は閑散とした。

ドイツでは建設作業中に第2次世界大戦の不発弾が度々発見されている。

フランクフルトでは2017年、1.4トンの爆弾が発見され、6万5000人が避難する事態となった。これは1945年以来、欧州で最大の避難となった。

2021年には、ミュンヘンの主要鉄道駅近くの建設現場で第2次世界大戦時の爆弾が爆発。数百メートルにわたって破片が飛び散り、4人が負傷した。(c)AFP