イラン、高濃縮ウランの生産拡大 IAEA
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【6月1日 AFP】国際原子力機関(IAEA)は最新の報告書で、イランは高度濃縮ウランの生産を拡大していると指摘した。イランはこれを否定している。
報告書は、5月17日時点で、イランの濃縮度最大60%のウラン保有量は推定408.6キロと、2月の前回報告から133.8キロ増加したとしている。核兵器に使用するには濃縮度約90%が必要とされる。
イランの濃縮ウランの保有総量は、2015年の主要国との合意で認められた限度の45倍を超え、推定9247.6キロに達している。
イラン外務省は報告書について、「政治的な」操作だとして否定。イスラエルがIAEAに「信頼性のない誤解を招く情報」を提供したとし、「IAEAの専門的な検証の原則に反する」と批判した。(c)AFP/Kiyoko METZLER with Ahmad PARHIZI in Tehran